立命館大学 石水毅研究室

石水研通信

石水研年末研究進捗報告会

 4月以降の研究をまとめて報告する年末研究進捗報告会を開催しました。オンラインで行ったのを活かして、摂南大学、北海道大学の共同研究先の方にも、仮配属中の3年生にも、参加していただきました(総勢37名!)。今年度の研究室は教員1人と学生(4年生、修士学生中心)20人の体制だったので、いろいろ心配がありました。今年度は日常で研究の相談に頻繁に来る学生が多く、そういう地道な日常が、成果となって表れてます。みんなよくがんばっていて、これはすごいね、という報告が例年に比べてたくさんありました。特に、M1,M0の学生の実力がついてきてることがよくわかる報告会でした。私としても研究のことをいろいろと考えることができて楽しい感じでした。

 1日目が7時間ほど、2日目の6時間ほどの長時間の報告会になって、疲れましたが、研究室としては達成感・充実感のある報告会になりました。論文にしていく作業をしていきましょう。みんなほんとよくがんばってます。って褒めるようなご飯会/飲み会ができなかったのが残念でした。みんな、今年1年、おつかれさまでした。 2022年もこの調子で!!また、ほんと有用なコメントをいただいた摂南大学の大橋先生、北海道大学の廣口先生、どうもありがとうございました。(石水)

20211226083652.png撮った写真、みんなの顔が真剣すぎたので、ぼかしました。

植物構造オプト若手の会

2021年9月21日、22日に植物構造オプト若手の会が開催されました。2021年度はコロナ感染拡大防止のためオンラインで開催され、他大学の先生や学生による発表が行われました。私たちも自分が行なっている研究についての発表を行いました。自分が研究している内容に詳しい他大学の先生方や、似た研究を行っている他大学の学生さんとたくさんお話しさせていただきました。研究室以外での初めての発表で少し緊張していましたが、フランクに話しかけてくださる方ばかりで落ち着いて話すことができました。また、他大学の先生方から新たな視点からのアドバイスをたくさんいただきとても勉強になったと共にこの分野の面白さについて改めて気づかされました。「来年のこの時期にまた楽しみにしているね。期待しているよ。」と言ってくださったのでいい報告ができるように頑張っていきたいです。

B4 砂﨑、B4 小野

琵琶湖・環境イノベーション研究センター × 生物資源研究センター合同シンポジウム

2021年9月17日に琵琶湖・環境イノベーション研究センター × 生物資源研究センター合同シンポジウムが開催されました。当初は対面とzoomのハイブリット形式で行われる予定でしたがコロナ感染拡大防止のためzoomのみで行われました。外部の先生や立命館大学の先生による講演と10名の学生によるショートプレゼンテーションが行われました。僕はショートプレゼンテーションで自分の研究について発表しました。緊張しましたが練習の甲斐もあり無事発表を終えることができました。ショートプレゼンテーションでは投票がありその投票によって最優秀賞、優秀賞が決まります。投票の結果同率1位で最優秀賞を取らせていただくことができました!他の研究室の学生さんの発表はレベルが非常に高かったので自分が賞を取れたことに驚きましたが非常に嬉しかったです。

田原先生は植物のウイルスに関する発表をされており、難しい内容でしたが非常に面白い研究だなと感じました。

金先生は酢酸バイオスティミュラントを用いた最新農法に関する発表をされており、僕の研究テーマと似ている部分も多くあったため非常に参考になりました。

今回のシンポジウムでは多くのことを学ぶことができました。今回の受賞を糧にして今後も研究を頑張っていこうと思います。

M1 井口

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堺市立西陶器小学校6年生「総合」

2021年7月6日、堺市立西陶器小学校 6年生の「総合的な学習の時間」で授業を担当しました。「人の生き方から学ぶ」という授業の一つで、「植物のことを一生懸命考える生き方」を伝えました。地球上での人の生活に植物が欠かせないことをお話ししました。「植物は人の生活にどのように役立っていますか?」「植物はかたいでしょうか?やわらかいでしょうか?」そんな質問にたくさん答えてくれました。ずっと私の顔を見て授業を受ける目のキラキラがたまりません。メモをたくさん取りながら聞いていましたし、感じたことを表現できて、わからないことを素直に質問できていることに驚きました。吸収力がすごくて、授業内容がちゃんと伝わっていました。これからのみんなが楽しみになる授業でした。授業後、たくさんの感想文を書いてくれたり、とても丁寧なお礼の言葉をくれたり、好きな歌を調べて最後に歌ってくれたり(3日間練習したそう)、色紙くれたり、得意な切り絵をくれたり。おもてなしをしてくれたことは忘れません。みんな、ありがとう。みんなのこれからがほんと楽しみです。

 校長の水田先生、6年生担当の彦阪先生、田近先生、お世話してくださり、ありがとうございました!
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PCWB2021

2021年6月27日〜7月1日にPlant Cell Wall Biology 2021という国際植物細胞壁学会が開催されました。日本で開催される予定でしたが、オンライン開催となりました。埼玉大・小竹さんや東大・大谷さんらの尽力で、Zoom Webinar, Zoom Meeting, Slack, Remo, Spatial Chat, Confitを駆使した、オンライン会議の最高の満足感があった学会でした。運営委員会(石水も運営委員会の一人)の皆さま、ありがとうございました。

アジアオセアニア、ヨーロッパ、アメリカと大まかに3地区の時差を考慮しながらの学会運営で参加がたいへんな場面がありましたが、どの参加者も最後まで継続的に出席していて、濃い議論ができました。コロナ禍でも研究は各国で進められています。石水研で進めていた研究が先に成果として出されていた、というショッキングなこともありましたが、世界での植物細胞壁研究の進捗状況が把握できました。

石水研からは昨年度学位を取得したミントの成果「Diversity of pectin rhamnogalacturonan I rhamnosyltransferases in glycosyltransferase family 106」を発表しました。次の課題が明確になる発表でした。

植物細胞壁の国際学会の今後の開催地が決まっています。2022年はミシガン(アメリカ)、2023年はマルガ(スペイン)、2024年はサンチアゴ(チリ)、2025年はバンクーバー(カナダ)です。研究成果を出して、みんなで出席できればと思います。

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