立命館大学 石水毅研究室

石水研通信

2024年前半の学会等

3月11日 第5回糖鎖技術セミナー

「植物由来複合多糖類の潜在価値の理解とその利用:ペクチンの精緻な構造と産業展開」とサブタイトルがついたセミナーがあり、産学のペクチン研究者が集いました。私も「ペクチン生合成研究から見えるペクチン利用の産業展開」と題した発表をしました。お世話いただいた岐阜大学の矢部富雄先生、ありがとうございました。惜しむらくはオンラインセミナーだったことで、参加者同士でディープなペクチントークができなかったのは残念でした。

 

3月24〜27日 日本農芸化学会2024年度大会

東京大学で行われた大会に濱田さん・福榮さんが発表しました。二人はペクチン生合成の難しいテーマで研究を進めています。その中でも進歩のあった部分について発表しました。

 

5月24日 2024 Mini-Symposium of Taiwan and Japan on Applied Chemistry

昨年度秋に台湾の4大学を訪問し、立命館大学と台湾の各大学との交流を深めました。その成果の一つとして、オンラインでシンポジウムを行いました。私も「Biosynthesis and function of plant glycoside compounds」と題した発表を行いました。2024年11月にはM1の池上さんが台湾の国立中興大学に1ヶ月の短期留学予定です。台湾の方々は温かい方が多く、気持ちよく交流させていただいています。

 

9月12〜14日 第43回日本糖質学会年会

慶應義塾大学で行われた大会で、山下さん・木原さんのアピイン生合成に関する成果を私が発表しました。私が助手時代によく参加していた大会で、久しぶりに参加しました。旧知の研究者が多く、有用な情報交換ができた大会でした。

 

9月25〜27日 第73回日本応用糖質科学会大会

京都大学で行われた大会に、M1の池上さん・木原さんがアピインの生合成酵素・その遺伝子についての新規成果について発表しました。この大会で木原さんがポスター賞を受賞しました。東京大学の学生さん2名に続いて木原さんの名前が呼ばれた時はとてもびっくりしました。普段のがんばりが報われた形になりました。この成果は前任者の山下さんの貢献も大きいと思っています。おめでとうございます。また、この大会は石水研の多くの学生さんが運営にアルバイトとして携わってもらいました。たいへん助かりました。

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木原さんの受賞シーン