研究概要
2050年に世界人口が90億人に達します。90億人の食糧・エネルギーをまかなうには、植物資源の生産が鍵になります。植物の成長の分子機構を明らかにし、その知見を植物成長に生かして、高効率に植物バイオマスを増産させることが期待されています。当研究室では、植物成長に関わる植物細胞壁ペクチンをはじめとする植物糖鎖の生合成と分解に関わる酵素を発見し、植物糖鎖の生合成・分解の分子機構を解明することを第一の目標においています。複数の酵素の連携や植物糖鎖の進化など、理学的な研究にも取り組んでいます。