石水研通信
竹中さんの石水研ラストの日に、送る会を行いました!
プレゼントをお渡しし、みんなでケーキをいただきました。
クッションやお菓子、ジャム、そしてモルカーのトートバッグなどなど...
とても喜んでいただけました!
ケーキは2段のフルーツタルトでとても豪華でした!☆
竹中さんには実験や雑誌会のアドバイスをたくさんいただいたり、
普段からいろいろとおしゃべりで盛り上がることも多く、
研究室のみんなを支えていただきました。
お一人で複数の実験を進めながら講義の準備もこなし、
多忙ながらも研究室の学生のことも気にかけてくださり、
本当に尊敬していますし、感謝しています。
大変お世話になりました。ありがとうございました!!
新しい職場でのご活躍をお祈り申し上げます。
写真撮影時のみマスクを外しています。
2月9日(火)、卒業研究発表会が行われました。
今年はコロナ禍のため、zoom配信で行いました。
例年とは違う形式での発表だったため緊張しましたが、研究室内での練習の成果もあり、無事に終えることができました。
また、石水研の先輩方がお見送りしてくださったのがとても嬉しかったです!

先輩方がプレゼントを用意してくださってました!!先輩方が私達一人ひとりの好みを把握していたことにびっくりしました!心遣いがとても嬉しかったです(^^♪

アイスもいただきました!!!みんなでじゃんけん大会をして選んでいったのが、幼い頃に戻った気分になれて楽しかったです!!
これにて研究室生活が終了となったB4就職組より、メッセージを書きます(^^)/
さつき
ご指導いただいた先生方はもちろんのこと、支えてくださった先輩や同期の皆さんにも大変お世話になりました。今までありがとうございました。
☆しょーご☆
充実した研究室生活が送れたおかげで、あっという間に1年が過ぎました。
今まで関わってくださった先生方、先輩、そして同輩、ありがとうございました。
卒業後も頑張ります!
みーちゃん
石水研で過ごした日々はとても充実していました!ご指導いただいた先生方や先輩方、そして同期のおかげで楽しく過ごせました。ありがとうございました!!お世話になりました。石水研のみんなが大好きです!!!!!!!!!
もーりー
一年間お世話になりました。家族みたいなみんなに囲まれて毎日楽しかったです。石水研のみんなが大好きです!
たくさん迷惑かけましたが支えてくれた先生方、先輩方、同期の皆さんありがとうございました。
よね
コロナ禍で活動が制限されていたこともあり、あっという間の一年間でした。もっとこのメンバーで過ごしたかったです...。
ご指導いただいた先生方、たくさんサポートしてくださった先輩方、楽しい雰囲気をいつも作ってくれていた同期のみんな、本当にありがとうございました!!
石水研でよかったです!
B4就職組一同
|研究成果・出版物
「応用糖質科学」という学会誌に「植物細胞壁ペクチンの構造と機能」と題した総説を発表しました。石水と竹中さんの共著です。ここ20年ほどでペクチンの機能に関する知見が増えてきました。20年ほど前の「ペクチンは細胞壁を充填する酸性多糖である」という認識から「ペクチンは、細胞壁中で時空間制御を伴う動的な構造変化により、植物の伸長や形態形成、防御反応など広い範囲の植物生理に関わる多糖である」という認識に変わってきたことを解説しました。ペクチンの構造の複雑さの要因も一部明らかになってきていることも解説しました。ペクチンの構造と機能を網羅的に概観した初めての日本語総説です。先日、同じ「応用糖質科学」に「植物細胞壁ペクチン生合成機構解明の幕開け」と題した総説を発表したところですが、併せてぜひご覧ください。
今回の「応用糖質科学」は、岐阜大学の矢部富雄先生によって企画された「あたり前に在るペクチンに秘められた複雑さ」と題したペクチン研究の特集号です(矢部先生、企画くださり、ありがとうございました!)。矢部先生の「ペクチン研究の現在」と題した緒言は、ペクチン研究者の心を躍らせる秀逸なもので、ペクチン研究の歴史と重要性を教えてくれます。阪本先生の「ペクチンの構造と微生物由来分解酵素」、北口先生の「ペクチン摂取による生理機能制御と疾病予防効果」という他のまとまりのある総説も併せてみることで、ペクチン研究の現在地が掴めます。全部まとめて読んでみてください!
「応用糖質科学」という雑誌のコンテンツは、学会員以外の人もアクセスできるようにしている最中で、現在はアクセスしにくい状況です。この総説をご覧になりたい方は石水に直接ご相談ください。要旨にあたる部分だけ下に貼っておきます。

|研究室
11月9日 3年生仮配属
3年生10人が石水研に仮配属されました。3年生にとっては、配属研究室を考える期間が1ヶ月くらいありましたが、情報収集と先生方との懇談がオンライン。不安がありながらの配属だったと思います。幸い、希望が叶った感じの人が多くて安堵してます。石水研に配属された一人一人とお話ししましたが、真面目な人が多くて、とてもいい感じです。研究で成果出したり、希望の進路が叶っていったりすることを楽しみにしています。写真は1回だけ対面で集まった貴重な機会に撮ったものです。
11月13日 M1中間発表会
例年より2ヶ月遅れのM1中間発表会。1年半後の修士論文提出に向けてのものです。例年ポスター発表のところ、今年はオンラインで口頭発表。40~50人M1がいますが、発表をじっくり聞けて、議論ができたのは収穫でした。発表をどうしても聞けないM1がいて、それが残念なところ。新しい方法は、いつも良いところとそうでないところが混在しますね。今年は新しいことが多く、そういうことの連続です。石水研のM1は全員力がついていっていることがわかったことも収穫でした。みんなもう少しで学会発表できるところまでいってて、研究成果に結びつけていきます。
11月15,16日 新学術若手の会
新学術領域「植物構造オプト」(2018〜2023)に参画してます。この若手の会に石水研から7名が参加しました。今年はオンライン開催で、Webex、Remo、SpatialChatという3つのツールを使い倒す最先端のオンライン研究会でした。他大学の先生と1対1で面談し、研究のコメントをもらうメンタリング制度。緊張した人もいたと思いますが、新たな視点をもてたり、今までになかったアドバイスをもらったりして、自分の研究を立体的に捉える良い機会になったと思います。
12月16,17日 さくらサイエンスプラン
アジア諸国の大学生が日本の大学を体験するさくらサイエンスプラン、今年はオンライン開催となりました。こじんまりと立命館の教員と他国の学生さんがzoomでお話しする機会でした。石水はタイのカセサート大学、コンケン大学の学生さんを担当。植物酵素の専門的な話をしたのに、結構理解していて、普段からよく勉強していることがうかがえました。英語でのコミュニケーションは問題なく行えました。少し話すだけで、将来活躍してそうなことを感じます。次回は日本に来たり、私がタイに行ったり、対面で交流しましょう。
12月18日 An Songさん来日
2020年9月入学で石水研配属のAn Songさん。コロナ禍でビザ交付が遅れ、来日できていませんでした。9月以降のオンライン指導は、目に見える成果がなく、もどかしいものでした。ビザが交付され、成田のホテルでの2週間隔離期間を経て、ようやく会えました。ようやく研究を開始できるようになりました。すぐに年末年始休みに入っちゃいますが、年明けから勢いつけて研究進めていきましょう。
12月18,21日 研究進捗報告会
研究室構成員が研究進捗報告会で発表しました。卒研発表、就活、修論発表を控えて、研究を整理する良い機会になっています。自分で成果をアピールして、自画自賛してほしいというのもありますし、私が学生を褒めたい、という思いもあります。今年度は研究活動に制限が続いていて、思うようにいかないことが多いですけど、コロナ禍に関係なく地道に研究に取り組んでいる人が地力を着実につけていることがわかる機会になりました。整理できたところもありました。この状況での研究の進め方がわかってきたところですので、いろいろと相談しながら、進めていきましょう。
2020年は、Frontiers in Plant Science誌など学術誌に原著論文を2報、応用糖質科学誌に総説を2報、報告しました。2021年は現メンバーで良い報告ができるように進めていきます。皆さま、年末年始はお大事にお過ごしください。石水より。
|学会・シンポジウム
2020年8月7日
フランスのグルノーブル大学からのインターンシップ留学生、マルガの最終日でした。酵素、遺伝子操作の勉強をしてもらいました。2月末から5ヶ月ほどの滞在でしたが、研究室活動に一番制限がかかった時期と重なり、十分に研究はできませんでした。研究も観光も存分に楽しんでほしかったな。寮の人たちとは仲良くなれてたのが救いでした。必ずまた日本に来てください!!
2020年9月10日
応用糖質科学会(Web開催)で竹中さんが「ペクチンRG-I合成ラムノース合成酵素の多様性」について発表しました。初めてのWeb学会でしたが、たくさん本質的な質問をもらい、とても有意義でした。
2020年9月15日
日本生化学会(Web開催)の「糖質関連酵素の新たな姿」というシンポジウムで、石水が「植物糖鎖生合成に関わる新規糖転移酵素」と題して、最近の研究室のみんなの成果を代表して話しました。お世話してくださった木塚先生、矢木先生、ありがとうございました。結構な人からマジなお褒めの言葉をいただいて、元気が出た発表でした。
2020年9月21日
日本植物学会(Web開催)では、共同研究者の埼玉大学の九鬼さん(小竹研)が「シロイヌナズナmur1-1胚軸をモデルとした細胞壁の化学/物理学的特性の解析」と題した発表をしました。植物のしなやかさの仕組みを解き明かす研究です。学会が軒並みWeb開催になりましたが、質疑応答の共有化や口頭発表でのチャットの中から選ばれた的を絞った質問など、快適な部分もありました。いろんな人に会えないのは寂しいですが、数年に1回なら今後も学会のWeb開催はアリだと思いました。
2020年9月17-18日
石水研では 大規模な研究進捗報告会をしています。17-18日の報告会はzoomで行いました。画面と音声がクリアなこともあり、効率よく議論できました。私から見て、これはスゴイ、という発表が2件ありました(Sくん、Mさん)。地道にがんばって進んでいる発表は数多くありました。そして、M1の3人は力ついてきましたね!このコロナ禍で研究活動がかなり制限されてますが、その中でよくがんばっていると思います。また摂南大学の大橋先生のグループに参加いただき、意見してもらいました。ありがとうございました。
2020年9月29日
博士号を取得したミントが、タイに帰国する飛行機(特別チャーター)スケジュールの関係で卒業式に出席できないところ、学部が学位授与式を特別に開催してくれました。ミントは初めての分野で3年間のうちに論文を発表しなければならないプレッシャーを力に変えて、コツコツ研究を進めていきました。ペクチン合成酵素の多様性を明かす大きな研究成果を得て、博士号取得となりました。頑張り屋さんで、礼儀正しくて、優しくて、いつも笑顔で、とても素敵な存在でした。ミント、よくがんばったよね。ミント、ありがとう。これからの活躍を願っています。
