立命館大学 石水毅研究室

石水研通信

3回生、ブログ初投稿!

初めまして!石水研に配属されました、

3回生のしょうこです。

先週から4回生のしゅんさんつるさん

ご指導いただきながら、

いのっちとくまりんと一緒に

実験の引き継ぎをしております。

だいぶ実験の操作に慣れてきて、

実験が楽しくなってきているところです♪(^^)

今日は石水先生に

「3回生からもブログ書いてもらえないかな?」

お願いされたので、

のんびりカタカタ打っております。(笑)

このブログ、TwitterFacebookにもリンクしているので、

たくさんの方にこの記事を読んでいただけると思うと

緊張してしまいます・・・(°_°)

先ほどつるさんにも

「何書いてるんー?^^」

覗かれましたが(笑)、

何を書けばいいんだろう・・・?(°_°)

では、3回生で実験引き継ぎ中の

私の日常で気づいたことでも

書いていきましょう( ̄▽ ̄)

実験操作はだいたい覚えてきましたが、

「なぜこの操作を行うのか」

「なぜこの試薬を加えるのか

「なぜこの温度で操作を進めるのか」

といった、操作や条件の一つ一つの意味や、

「なぜこの操作で目的タンパク質(目的DNA)のみが得られるのか」

といった実験の原理を一つ一つ理解していくことが

とても重要だと再認識しています。

全てを理解するのはなかなか難しいですが。

 

その前に、2つ3つの実験を同時並行して

行っていくことが、私にはとても大変です。

「オートクレーブの待ち時間ができたら、

その間に他の実験で使う試薬を調製する」

「電気泳動している間に、

培養を終えた大腸菌を培地にまいておく」

というように、同時に複数のこと並行して行うことは

母がしている家事、特に料理に似ているなーと思いました。

洗濯機を回している間にご飯を作ったり、

みそ汁を作りながら主菜、副菜を作ったり・・・。

そういえば、高校のときの生物の先生も、

「実験の操作は料理と同じ。

取りの上手い人は料理もテキパキこなす

と言っていたなぁ・・・と思い出しました。

私も、同時並行で操作を進められるように、

頑張っていこうと思います( ̄^ ̄)

のんびり打ちすぎたー!(°□°;)

長くなりましたが、

このへんで筆を置こうかと思います。

ではまた!

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 BKCでは朝から雪が降り続き、もう10cm積もってます。お昼になった今も笑けるほど降っています。BKCは坂の上にあるので、通学通勤はとても危なくてハラハラします。

 こんな日でもちゃんと研究室に来て実験を進めている人がいて、愛おしくなります。ウチの研究室では、今週後半は休みとしていたので、特に愛おしくなります。ここのところ土日関係なく毎日実験していた人もいました。こんなふうに能動的に「するべきことをする」人は、社会に出た後、間違いなく活躍します。研究室配属の期間は「言われたことをする」→「するべきことを自分からする」に移る期間と思います。「するべきことをする」ことができるようになって、人から認められることもあれば「やりたいことをする」段階へも移れます。

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 「やりたいこと」が見つからない、という大学生がいますが、普通のことです。あたりまえかもしれません。「やりたいこと」はイメージがあってもそれを具体化するには実力がいります。「するべきことをする」ことによって実力がつき、「やりたいこと」を具体化できて実行できます。実力がついて「やりたいこと」が見えてくることも多いです。石水の人生を振り返っても、夢をまっすぐに追いかけてきたわけではなく、「するべきこと」をしているうちに「やりたいこと」が具体化されて進めれたというところがあります。

 「やりたいことをする」段階でも「するべきことをする」ことからは逃れることはまあないですが(大人はたいへんだなあ)。いま置かれている立場で「するべきことをする」ことを積み重ねていってほしいです。雪でも、前日に飲み会があっても。とは言いつつ、休みをとらないと続かないのでバランスは大事にして。休むときは全力で休みたいです。最後に、本当に雪道は気をつけて!いしみず。

卒研発表会

 祝日の2月11日に卒研発表会がありました。1年弱の実験の成果発表会です。本番に強いのか、みんな良い発表でした。打ち上げは、これまでのがんばりをねぎらいあえるいい時間になりました。ほんまに心地いい打ち上げでした。いろんな先生方から、研究室では出てこなかった貴重なコメントをいただけたのは、いい機会でした。そして、同じ学科のI先生から「石水研の学生はみんなよくやっていた!」とお褒めの言葉をいただけたのはうれしかったですね。来年度は、今日発表したことを洗練させて、論文にしていきますよ。

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 実験を進めていくと、スムースにいかないことが出てきてきます。こんなときにどうするか、学んでいてくれたら、指導した甲斐があります。うまくいかない時ががんばりどころです。当初の目標とは違う結果が出てきたときに、安易に「実験を失敗しました」と報告されたことが多かったです。実験操作に明らかな間違いがあることをわかっての「失敗しました」という報告ではなく、期待した結果が得られなかったときの「失敗しました」という報告が多かったです。望み通りのデータを出すことが目的ではありません。酵素が、糖鎖が、どのようにして働いているのか、見たくて実験をしています。観察したままのことを受け入れて、そのデータを解釈する、という科学の手法に慣れていってほしいです。こんな実験データが出るべき、との思い込みが、データの解釈を邪魔してしまいます。人がこれまで考えつかなかったことを初めて観察したかもしれません。大発見を目の前にしているのかもしれません。

 解釈できるデータが出なかったとき、再現性があるデータが出なかったとき、実験を先入観なく振り返ることが大事です。自分ではちゃんと実験しているつもりやけど、一緒に実験を振り返ると、ある試薬を入れ忘れていた、とか、ここの実験はこの方法でいいと思っていた、とかそんなことがありました。先生に言われたことをそのままやっているだけでは、実験はうまくいきません。自分で研究に関する情報を得て、研究目的を理解して、それに向かって行う実験の原理を理解して、納得して実験を進めるようにならないと、どこを一番注意してやらないといけないのかわからないし、出てくるデータの解釈ができないし、実験の精度を考えてどのくらいのことが言えるのかわかりません。

 そのためにも、まずは、規則正しく早寝早起きをして朝から実験をする、土日もやるときにはやる、というふうに自分の中で「研究をするんだ」という意識が要ります。朝が弱い4年生に「朝はちゃんと来るように」と100回くらい言った気がしますww。卒業するための単位を取れたらいい、というのでは、卒業はできても、卒業後に必要となるスキルが自分に身につかない。同じように時間を割いて研究するなら、これから社会に出て活躍するためのスキルを身につけれるやり方で進めてほしいです。こういう意識を持つことがスタート。それから研究背景を理解するための勉強。実験の原理を理解するための勉強。この勉強は実験を進めながら行う。実験を進めることだけは、雑誌会の準備がたいへんでも、彼女にフラレても、オールでカラオケにいっても、やめない。たゆみない毎日の実験のみが発見につながる。そして、これを明らかにするんだという信念は持ちつつ、先入観を持ちすぎない。このバランス感覚がわかれば、実験結果の解釈も変わってきます。

 こういうことを、4年生で学んでくれたなあと実感する人もいるし、かけらでも感じた人もいるなあと、いろんな思いで発表会を聞いていました。みんな12人が成長したことは間違いなくて、そのことは教員にとっては、うれしいことでした。1年前の今頃、みんなのGPAのスコアを見て少し不安になっていた(笑)ことを思い出して、1年よくがんばったよねーって思ってしみじみしてしまったり。卒研発表会は一つの過程にすぎないのだけど。大学院に進学する人は、学会発表、論文発表をしていくと、また違った成長を見せていきます。未知のことを明らかにするという科学のいいところを体験してほしいし、仕事を完成させるという一つの体験をしてほしいです。その体験ができるように一緒にがんばりましょう。就職する人は、卒研の体験を、仕事の進め方の一例として、活かしてほしいなあと思っています。

いしみず。

一年の締めに

昨日は研究室報告会、本日は大掃除に忘年会で、石水研は一年を締めました。明日以降も実験を続ける人は数名いますが、とりあえずの締め。今年は教員1名と4年生12名という構成でしたが、そういうあまり恵まれない環境下でも、一人残らずがんばれたことは誇らしいです。ほんまみんなよくがんばりました。あと一つのデータでまとまりのある発表ができる人、成果が出始めた人、もがいてもがいて少し光が見え始めた人、いろいろいます。卒研発表会まであと一ヶ月。もう一踏ん張りして、「私はこれを見つけました」と一言いえるように進めていきましょう。大掃除は石水研始まって以来初めてでした。とってもきれいになりました。報告会、大掃除とがんばり過ぎたせいか、忘年会でみんな、はじけすぎてました。このテンションで卒研発表会まで行きますよー。

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研究室遠足

延期延期になっていた研究室遠足です。カニですよ。カニ。カニ。カニ。

12月は卒研生にとっては勝負月ですが、今日は日本海まで足を伸ばし、ほっこり。

ひときわテンション高い人が多くて、日常を離れてしまいました。

明日からまたがんばります!

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