石水研通信
|研究室
春うららな今日、石水研の2014年度が始まりました。大学院生になったメンバー、新たに加わったメンバーで、研究成果を出していきます。今年度に論文をようやく投稿できるところまできています。メンバーが多くなって、石水にさっそく対応しきれないところが出てきています。「ドジでのろまなカメ」状態です。みんなが力をつけていくことで今の状態は解消していくからね(みんな、頼りにしてます!)。「ドジでのろまなカメでも世界の空を飛び回ります!」って言ってた堀ちえみバリにがんばります(このネタ知らない学生のみなさん、ごめんなさい!)。

|研究室
2013年度は12名の卒研生だけでやってきました。実質石水研の1期生だった彼らは、頼れる大学院生がいない中で、よくやってきました。12名のうち、5名は他大学大学院進学、就職でお別れです。怒ったことも数知れずでしたし、うまくいかないこともあったのですが、この卒研生に感謝することは、すべてのメンバーが仲良い状態で1年間過ごしたことと、石水研のこれからに大事だったこの1年をちゃんと過ごしてくれたことです。みんなありがとう。これからも今まで以上にがんばるんよ。石水より。
写真は卒業式謝恩会の時のものです。
|学会・シンポジウム
3/27〜30と東京・神奈川で日本農芸化学会があり、石水研からは上原が参加してきました。
発表、練習を通して再度研究内容と向き合え、これからやるべきことがはっきりしたと思います。
とりあえず、早く論文にしたいですね〜
また、色んな情報も仕入れれたので研究室に持ち帰り、4月から頑張ります!
写真は会場となった明治大学のキャンパスです!
よーさん

|立命館でのセミナー
立命館大学は糖質研究者が多く集まっている大学で、大学に糖鎖工学研究センターがあります。3月14日にセンターの10周年記念シンポジウムが開催されました。いくつかの発表の中でも、川㟢敏祐先生が中心に進められたこの10年のセンターの成果発表は目を見張るものがありました。長年研究されてこられたマンナン結合タンパク質などのレクチンががん細胞に結合するメカニズムを明快に示されていました。レクチンの結合ががん細胞の増殖抑制を示すこと、実用的ながん細胞マーカー抗体を見つけたこと、iPS細胞特異的な糖鎖認識抗体を見つけたこと、など大きな成果が報告されました。立命館大学が大きな成果の研究を発信できる大学であることを見させていただきました。特別講演でお話された森和俊先生の糖質分野における最新の成果は驚くもので、長年論争があったEDEMタンパク質の役割を明確にされておられました。森先生グループは、研究の進め方が柔軟で、いい勉強をさせていただきました。石水グループも1件発表させていただき、今年度がんばった4年生の成果も入れて、植物糖タンパク質糖鎖がどのように分解されていくか、ということを約15年の研究で明らかにできたことを報告しました。研究成果があれば、いい議論ができます。BKCで実質的にいい議論ができた貴重なひとときでした。

|学会・シンポジウム
担当講義「生体機能工学」「基礎環境学」の教科書を執筆中です。産みの苦しみを味わっているところですが、今日は共同執筆者の長浜バイオ大学の長谷川先生を訪ね、打ち合わせをしてきました。長谷川さんは大学の同級生で、付き合いが続いています。同級生って屈託なくいろいろ話せるのでいいですね。情報交換もできて良い時間を過ごせました。
この長浜バイオ大学、立命館大学と同じ滋賀県にあります!校舎はきれいで、研究設備が非常に(!)充実しています。近くにあることはわかっていたのですが、初めて訪ねたことで、近くにこんなすばらしい大学があると実感しました。同じ県内の大学なので、一緒にできることがあります。長谷川先生、これからもよろしくお願いします。いしみず。
