立命館大学 石水毅研究室

石水研通信

卒業生の結婚式 卒業生の来訪 今日から配属された3年生へ

 先月2013年修士修了のKさんの結婚式に出席してきました。彼女の人柄があり、それは感動的な結婚式でした。彼女は、どうしても研究職に就きたいという希望があって、他大学からウチの研究室に大学院進学してきました。その思いが強かったと思うのですが、研究室に在籍していた時は、朝9時半から22時50分頃の終バスまで毎日、よく実験しました。帰りが遅くなって弟さんに車で迎えに来てもらってたこともよくありました。彼女の成果によって、糖タンパク質糖鎖の分解経路の全貌を明らかにできました。彼女の実験を継いだSくんMさんの実験で結果がまとまり、論文を投稿するところまで至っています。研究室在籍時には付き合っている人はおらず、本当に研究に集中していました。その彼女が社会人になって、性格がぴったり合う人に出会い、結婚に至りました。現在は某製薬会社の研究員として勤務していて、部署の要となっているとのこと。彼女の思いが達成され、幸せになっている姿を見て、しみじみして、涙してしまいました。

20171121133516.png かわいらしい花嫁さん

 先週、2016年修士修了のIくんが突然研究室を訪ねてきて、結婚したとの報告を受けました。あのとてもかわいらしい人との結婚です笑。彼は、GPAスコアが石水研史上もっとも低かったのですが笑、研究はとても一生懸命取り組みました。何回もめげずに同じ実験をしました。石水研史上、もっともスクロース密度勾配超遠心を行った人だと思います。その成果は先日論文になり、感慨深いです。自分のおかれている環境に文句言うことなく、与えられた環境で最大限の努力をするところが、彼のとてもいいところなんだと思います。現在は某製薬会社で勤務し、今まで接したことのなかった業種に配置されていますが、研究室在籍時代と同じく、与えられた環境で一生懸命取り組んでいるようです。海外出張も多いとか。

 研究室在籍時代にとてもがんばっていた人の幸せは、その人のがんばりによるものですけど、幸せ報告を聞くと、そのがんばりに接した私はとても嬉しい気持ちになります。大学教員をやっていて、やり甲斐、嬉しさを感じれる瞬間です。

 今日から石水研の6期生9人が配属されました。石水研に配属されて良かったと思ってもらえるように私もがんばります。研究室でがんばる目的は、今日の顔合わせの時にも言いましたが、配属されたみんなが将来に幸せになることです。研究室を自分の将来の足場になるように使ってもらって、実力をつけて、いい出会いもして、将来の幸せにつなげて欲しいと思います。