立命館大学 石水毅研究室

石水研通信

あせらず、あわてず、あきらめず

この時期恒例の中間報告会を行いました。「世界で初めて発見した」と言えることが含まれる報告が何件かありました。「発見」の場に立ち会うのは、研究に携わっていて、一番興奮する場面です。「発見」に至るまでが苦労したことならなおさらですね。「ウチの研究室もナカナカやるじゃないか」と密かに思っていた報告会でした。こうやって自画自賛して、自分を肯定的に見る時間は大切やなあ、と思います。

石水研所属の人には、どんなに小さくてもいいので「発見」を体験してほしい。卒業論文研究、修士論文研究では、テーマによって「発見」しやすかったり、そうでなかったりがあるので、「発見」に至ったから優秀、「発見」できないから優秀でない、ってことはないのですけど。なかなか「発見」に至らない人もあきらめずに取り組んでほしい。なかなか進まなくてもがんばっていることはわかっていますので。私の研究人生の中だけでも振り返ると、あきらめたい、あきらめようとする頃に「発見」があることがありました。そして、がむしゃらにがんばるだけではダメ。頭を使って、冷静に相談もしながら。あせらず、あわてず、あきらめず。

この「発見」を成果にするために、学術雑誌に論文を掲載することを目指します。一流学術雑誌への論文掲載には莫大な量の実験が求められます。そのことをよく理解してデータをたくさん出してきている人がいるのは頼もしいことでした。いしみずしるす。IMG_2120.jpg夏ですね。ちゃんと遊びつつも、頭の中は冷静に。