立命館大学 石水毅研究室

石水研通信

国際糖質シンポジウム

国際糖質シンポジウム(International Carbohydrate Symposium、ICS)にて発表しました。糖質の化学研究と生化学研究の分野で最も大きな総合的な国際会議です。今回はアメリカ、ニューオリンズ。6年ぶりの参加。糖質化合物合成研究の発表が多かったイメージでしたが、 様変わりしたようで、生化学研究・植物細胞壁多糖研究の発表が多かったのが印象的でした。この様変わりには、合成系の方は少し不満のようでしたが、植物は糖鎖の宝庫なんで、しかるべき流れかなとも思います。石水は、植物N型糖鎖の分解経路を明確にした研究を発表しました。先日修士号をとった加藤さん、林さんの成果です。この成果をもとにして、さまざまな意見を言ってもらえました。石水研で進行中の研究に関わる発表が殊の外多く、ゆっくり実験してられないな、と感じています。成果をもとにいろいろ話ができることが楽しいことです。未発表データも少し話しながら相手の進捗状況を聞いて、結果が間違いなさそうで、興奮したり、という場面もありました。研究で困っていることを相談できたり、アイデア・ヒントをもらったりできました。成果をもって、いろいろと議論して、情報交換できることが学会の醍醐味。論文で名前だけ知っていた人とお話できるのもおもしろい。石水研在籍の人にも在学中にこの感覚を味わってほしいです。来年は複数人で国際学会に行きましょう!

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ニューオリンズは、ジャズの街。たくさん聞きました。独特の文化があるようでした。マルディグラという大きなお祭りがあって、仮面舞踏会に出れそうなマスクをつけたり、ビーズネックレスをみんなに投げたりするとか。マスクやビーズネックレスはお土産の定番。街並みにフランス領だった名残のお店があり、アメリカっぽい広いお店があり、新しいアウトレットのお店があり、と何でもありな感じは大阪に似てるのでしょうか。蒸し暑い気候も。食事はアメリカにしては美味しいお店が揃っているように思いました。シーフードのお店が多いのがうれしかった。ホスピタリティーにあふれる場面があったり、ホームレスの方がかなりいたり(カトリーナの影響でしょうか)、やはり大阪っぽい。信号守らない人が多いところも。入ってみたいお店が何軒かあり、入れないまま帰国の日を迎えたのが残念。またの機会があるかな。石水しるす。

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