立命館大学 石水毅研究室

石水研通信

大阪府立三国丘高等学校「三丘セミナー」

12月10日、石水の母校、三国丘高校で「三丘セミナー」を担当しました。30年以上の先輩として。「暮らしに関わる植物科学」と題して講演しました。石水研でのペクチン研究の成果の話、この研究がどんな役に立つのかという話、それだけではなくて、自分の高校時代の話、高校時代から今に至るまでどんな進路を歩んできたか、そんな話を提供しました。感想文を読んでいると、伝えたかったことが届いていて、講演した甲斐がありました。

先生方とお話ししていると、生徒の自主性を重んじる文化が昔と変わっていないようで、SSHの研究課題は他の学校とは違って、先生がテーマを提案しない態度を貫くとか。自主性を重んじるのは、先生方の気遣いあってのこと。自主性を重んじるって、言葉を変えると、放任主義。先生方は何もしない、というふうに在学時は見えたりしましたが、生徒から発することを待つ忍耐力や信頼感がないとなかなかできないことです。先生方の努力は相当なものとお見受けしました。

そんな三丘生、自分で考えるクセが幾分付いているようで、セミナー後に、鋭い質問が多かったのがうれしいことでした。かわいい質問、まっすぐな質問も、質問がたくさん出たのがうれしいことでした。終了後の30分もの個人質問もうれしかった。愛すべき三国丘。がんばれ三丘生!
お世話してくださいました駒井先生、久山先生、山本先生、高﨑教頭先生、丸山先輩、どうもありがとうございました!

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