立命館大学 石水毅研究室

石水研通信

小岩尚志先生セミナー

 7月18日にテキサスA&M大学の小岩尚志先生によるセミナーが行われました。梶浦先生が以前から共同研究していたこと、大津にご実家があること、いくつかのご縁があり、立命館でのセミナーが実現しました。

 一貫して植物ストレス応答の研究を行っておられます。一連の研究の中で、ゴルジ体でのN型糖鎖修飾が塩ストレスに影響したり、KORRIGAN Iというセルロース合成に関わるグルカナーゼのN型糖鎖がトランスゴルジネットワークへの局在に影響していることを見出されたり、ストレス応答とN型糖鎖の関連も研究されています。いくつかの実験技術の開発も並行して行われています。今回は、シロイヌナズナでのmg単位タンパク質発現法や時間経過で蛍光が変わるFluorescence timer technologyの開発をベースに、KORRIGAN Iの局在偏移の分子機構を詳細に解き明かす研究を紹介してくださいました。圧倒的な実験量と結果に基づく考察の深さに感銘を受けました。ご自身でも相当実験されておられ、大いに刺激を受けたのでした。たくさん研究・実験の話ができたのはありがたかったです。小岩先生、ありがとうございました!

IMG_4243.jpg また写真撮るの、忘れました...。先日のアメリカ出張時に、海岸沿いで見つけたアイスプラント。アメリカつながりの写真を載せておきます。