竹本龍也さん、沢津橋俊さんセミナー
徳島大学藤井節郎記念医科学センターの竹本龍也さん、沢津橋俊さんのセミナーがありました。R-GIROの菅野さんのお世話で。ゲノム編集の新技術、ゲノム編集を利用したビタミンD受容体の機能解析、と新しいことが満載の刺激的なセミナーでした。お二人とも嗅覚が素晴らしく、本当に必要な、本当にわからない課題に真正面から取り組んでいる真摯な研究者で、刺激的なセミナーでした。分野外でしたが、研究テーマの選び方の絶妙さに感心させられました。
竹本さんは19年くらい前に同じ研究室に在籍していたことがありました。その後の活躍(体軸幹細胞の発見ーNarure論文、簡便なゲノム編集技術の開発ーベンチャ企業設立)を聞き及んでいて、久々の再会は楽しみでした。キャラは変わっておらず、いい具合の態度のデカさで居心地の良い人のままでした。何が大事か自分で見極める能力が、学生時代から突出してあったのだなあ、と今回の再会で確認したのでした。教授になるような人は、学生時代から片鱗はあるのですね。
食事会の場で話をしていると、竹本さんも私も、方法論を開発しつつ、未知課題に果敢に挑むような研究スタイルであることを確認したのですが、それは、その当時の研究室の教授であった長谷純宏先生や育ってきた大阪大学の研究スタイルで、いい人に恵まれながらここまでやってこれたことに感謝しておりました。