立命館大学 石水毅研究室

石水研通信

第2回生体機能分子学セミナー

 今年2回目の生体機能分子学セミナーは東北大学の渡辺正夫先生を迎えて行いました。立命館でこれまであまり行われなかった植物分野のセミナーでした。

 世界の先頭に立って解明されてきたアブラナ科の自家不和合性の分子機構を概説してくださいました。雌しべ因子のSRK、花粉因子のSP11の発見、対立遺伝子の優劣性発現の分子機構など、どういう立場で研究をされて、どのようにして共同で発見を行ってきたか、生々しい研究現場の様子も含めて解説してくださいました。4年生、修士課程の学生向けのキャリア教育も同時にしてくださいました。渡辺先生が学生の時の体験談があり、身近に感じられる話が多く、学生の皆さんには、進路決定の参考になったと思います。

 石水研には刺激的な話題提供でした。一人のすごい人より、たくさんのちょっとすごい人が継続的に進める研究。研究室がはっきりした将来展望を抱いて、メンバーの一人一人が野望を抱いて進める。人生崖っぷち。まいた種は収穫しろ。明日のために今日の屈辱に耐えるんだ。

 石水研も一丸となってやっていきます!ブレークタイムには、いつものようにいろいろな研究裏話を聞かせてもらい、情報交換させていただきました。渡辺先生、ありがとうございました。いしみず。(写真は、渡辺先生がおみやげにくださったスターフルーツ。自家不和合性です!)

DSC00139.JPGDSC00145.JPGP.S. 渡辺先生のホームページに記事を書いていただいています。今後ともよろしくお願いします。